基礎知識
熱分解の機構と対策
熱分解は熱エネルギーと溶融樹脂中に微量に溶存する酸素の影響で分子切断が起こる現象を言います。この分解に伴い、強度低下や樹脂の着色、ガスによる成形不良が生じます。
熱分解には温度と時間が関係しているため、必要以上に高温で成形したり、成形機内での樹脂の滞留時間が長くなると分解が生じやすくなります。
分解機構はポリマー構造に依存し、系内でラジカルが生じ、酸化されやすい部分が変化するものや、隣接する結合同士で結合の組み換えが生じ、主鎖切断が発生するものなどがあります。
※この記事はユピゼータ®EPの使用を想定して書かれたものであり、全てのプラスチックに適用される内容ではありません。